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福祉の就活生915名が回答!就職フェアのブースでは、こんな話が聞きたい!

FACE to FUKUSHIでは、2月~3月にかけて、新卒向け福祉就職フェアFUKUSHI meets!を開催しました。

24年卒向けのフェアはまだ続いていますが、2月~3月のフェア参加者が回答した「ブースでどんな話が聞きたいと思っているのか?」という点について、アンケート結果の速報をまとめました。 今後も就職フェアへの出展が控えている法人さんは、ぜひ参考にしてみてください。

<フェア概要>
開催日:2/13、2/16、2/17、2/22、2/28、3/3、3/4、3/6、3/7の9日程
延べ参加者:1,122名
アンケート回答数:915名(回答率81.6%)

ー 目次 ー
1.やっぱり1位は“事業内容や支援の内容”
2.2位は“職場の雰囲気や組織風土”
3.3位に“事業の理念やビジョン”
4.“休日数や待遇面の福利厚生“も大切
5.まとめ

このアンケートは、フェアに参加した学生に回答してもらっているもので、当日の感想や就職活動全般における意識調査を目的としています。
今回は、その中でも「訪問したブースで、特に聞きたかった話は何ですか」という設問の回答について、下記のようにまとめました。回答は、3つまで選択可としており、複数回答している学生もいれば、1つしか選択していない学生もいます。

 

1.やはり1位は“事業内容や支援の内容”

事業内容や支援の内容について聞きたいと回答した学生が最も多い結果となりました。

就職したい事業分野をすでに決めてからフェアに参加している学生も多いため、納得の結果です。福利厚生等の環境面に重きを置いて話をする法人もありますが、意外と「入社後に自分が何をするのか?」「どんな支援をしているのか?」をまずは把握したい学生が多いことが伺えます。

法人は、このポイントをしっかりと伝えて興味を持ってもらえれば、学生の記憶に残るブースになれるはずです。事業内容を堅苦しく説明するよりも、日々の支援で大切にしていることや、職員の1日の動きなども伝えることで、学生にとってイメージしやすい説明になります。

2.2位は“職場の雰囲気や組織風土”

職場の雰囲気がよいかどうかは、学生は大変重要視しています。

説明をする担当者の雰囲気(明るかった、楽しそうだった)は、ダイレクトに学生に伝わります。アンケートの自由記述では、「物腰が柔らかかったから安心した」「若手の現場職員が自分と近い視点で話してくれたからわかりやすかった」という感想があるので、説明担当者の選出はとても大切になるでしょう。

加えて、当日参加している職員同士の何気ないやりとりも、学生に見られています。普段からコミュニケーションが取れている職員同士がブースにいて和気あいあいとした様子が伝わると、学生にとってはプラスの判断材料になります。

3.3位に“事業の理念やビジョン“

事業の理念やビジョンは、法人にとっても学生にとっても大切です。

法人理念は「何を目指している法人なのか、何を大切にしているのか」が一言で示されていて、わかりやすいキャッチコピーのようなものです。

法人理念のもとに、法人の成り立ちや展開している事業を説明すれば、一貫性のある聞きやすい説明になります。

学生のアンケートでも「事業の説明が明確で、法人理念が自分の希望と一致したから」というコメントもあり、自分の考えや大切にしたいことと、法人の目指す方向が一致しているか等を、しっかりと見ている学生は、実は少なくありません。

また、理念に共感して入職した学生は、入職後の大きなミスマッチを防げるかもしれません。言葉の選定や話す順番など、説明する担当者によってブレがないように事前にしっかりと準備をしておくのがおすすめです。

4.“休日数や待遇面の福利厚生”も大切

休日数や待遇面などの福利厚生も、学生にとってはチェックしておきたいポイントです。

法人にとっては、他法人と差別化しやすいところではありますが、アンケート結果からわかるように、「無視はしないが重要度は1番ではない」という立ち位置です。限られた説明時間の冒頭に持ってくる話題というよりは、事業内容などのメインの説明の後に、おまけとして説明するくらいのボリュームでも差し支えないでしょう。

福利厚生がよいからという理由で入職を決める学生は、福利厚生に満足できなくなったらすぐに離職してしまう可能性も多いにあります。福利厚生全面推しの説明にならないようにした方が、学生の満足度は高くなるはずです。

5.まとめ

FUKUSHI meets!では、1タームあたりの説明時間は30分程度ですので、どの切り口をどこまで掘り下げて説明するかは、非常に悩ましいところです。
自社の強みやアピールポイントと照らして、どの切り口にどれだけ時間を割くのか、組み立てをしてみてください。ブースではあえて説明しない箇所をつくり、次の接点(自社説明会や座談会)への誘導のために取っておくのも一つの手です。

1人でも多くの学生に情報を届けたいと考えがちですが、たった1人の学生の満足度を上げることに振り切ってもOKです。ブースでのひとつの出会いを大切に、自社のアピールポイントを伝えましょう!

FUKUSHI meets!に関心をお持ちの法人さんへ

2025年新卒向け夏のインターンシップに関しましても出展法人を募集しております。
詳しくは<こちら>よりご確認ください。
東京会場は満員御礼ですが、大阪会場と愛知会場には出展枠に余裕がありますので、ご興味のある法人さんはぜひご検討ください。

過去のFUKUSHI meets!の様子は、開催まとめを公開していますので、こちらからご確認ください。

また、”福祉を志す学生に特化した就職動向・ニーズ”のレポートも公開しています。2021年の福祉系学生に取ったアンケート結果をまとめたものです。オンライン就活についてのリアルな声も掲載しています。


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