日本の"FUKUSHI"を、
世界最高の"welfare"に
誰もが当たり前に生きることが
できる社会をつくる
そのために
次世代を担う若手人材の
採用・育成を支援し
福祉の未来をともに
創造していきます
私たちは、福祉業界の人材難を業界全体で解決することを目指し、若手福祉従事者同士をつなぐ「全国若手福祉従事者ネットワーク」を2009年に立ち上げました。その後、2014年に「FACE to FUKUSHI」へと名称変更し、若手人材の採用と育成・定着をサポートする事業を展開しています。
福祉に「3K」というネガティブなイメージをもち、福祉業界を就職の選択肢として考えない学生は少なくありません。また、3年以内の離職率は38.6%*と、他業界に比べて高水準となっています。つまり、就職率が低く、離職率が高い。これが福祉業界の若手人材における現実です。
とは言え、福祉は困っている人の支えとなることができる、とても誇らしい仕事。まちづくりも含めた多様な取組みは、これからの時代における福祉の可能性を示しているように思います。また、実際に働いている多くの人がやりがいを感じ、楽しく働いているのも事実です。
学生のイメージが悪いのは、福祉の魅力や、現場で生まれている笑顔ややりがいが、彼ら彼女らに伝わっていないことが原因なのではないでしょうか。さらに、離職理由として「入社前に思い描いていた法人理念や仕事内容に対するギャップ」が多く挙げられますが、これも法人の理念や仕事内容が学生に伝わらないまま採用・就職に至っている結果だと考えられます。
福祉業界において、新卒採用を積極的に行なっている法人は多くありません。目の前の仕事をこなすための人材確保に気をとられ、「新卒採用が今すぐに経営を揺るがすことはない」という認識のもと、新卒採用が後回しにされているように見受けられます。
しかし、人材の採用や育成は、成果が出るまで時間がかかるものです。とりわけ福祉の仕事は人によって成り立っており、人材に関する課題に取組むタイミングが後になればなるほど課題はより深刻化し、法人として致命的な状態におちいる可能性も出てくるのではないでしょうか。
5年後・10年後を見据えると、法人理念に共感し長期的な関係を築くことができる、次世代の福祉経営の担い手となる人材の採用と育成・定着こそが喫緊の課題です。私たちは、それらを解決すべく事業活動を展開しています。
福祉は、人の幸せに関わることができる、やりがいと誇りのある仕事。この仕事を持続可能に発展させていくためにも、若い人材の採用と育成・定着に力をいれ、学生に「おもしろい、働いてみたい」と思われるだけでなく、いま福祉の仕事をしている人もイキイキと働き続けられる、そんな好循環を福祉業界につくっていくことが私たちの役割だと考えています。
*平成30年3月新規大学卒業者:厚生労働省「新規学卒者の事業所規模別・産業別離職状況|大学/医療・福祉」より
福祉の現場から生まれた「福祉の未来をつくる」というビジョン。
私たちは、ビジョンに共感する人たちと出会い、関係を深めながら、さらなる課題解決・価値創造に向かって挑戦し続けていくプラットフォームです。
立場や経験の異なる多種多様な人たちと対話と協働をかさね、福祉に新たな流れを生み出していきたいと考えています。
「誇りややりがいをもって福祉の仕事に取組みたい」。そんな思いをもった学生が集まり、切磋琢磨しあえる場をつくっています。
「福祉の未来をつくる」というビジョンに共感する法人が集い、自社や業界全体の発展を見据えて、職員の採用・育成に取組んでいます。
全国の福祉系大学の教職員と連携し、学生が福祉の魅力や可能性に気づくための機会を提供しています。
代表理事(共同代表)
岩本 恭典
代表理事(共同代表)| ファリシリテーター
池谷 徹
事務局長
近重 有貴
事務局
上杉 きよみ
事務局
堀口 真由子