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[レポート]出稽古ツアー北海道コースを実施いたしました。(2015年10月28日~30日)

いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は、2015年10月28日~30日に実施しました、出稽古ツアー北海道コースのレポートをお届けします。

 

出稽古ツアーは集団型次世代リーダー育成プログラムであり、福祉事業所で働いている若手・中堅職員の方を対象に全国の先進的な福祉事業所の取り組みを見て知っていただき、視野を広げていただくプログラムです。

 

今年度は北海道・関東・大阪の3コースを設けており、
それぞれの地域の特色ある福祉を見て学んでいただきます。

 

北海道コースでは「“地方”から日本の未来を変える」というテーマのもと、
社会福祉法人ゆうゆう様の取り組みを実習も含めて3日間学ぶコースです。

 

関東や大阪、岡山から6名の研修生が北海道に集いました。

 

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【社会福祉法人ゆうゆう】http://yuyu24.com/
地方が抱える課題をどのように解決するのかを学ぶために、北海道当別町等で共生型のまちづくりを行っている社会福祉法人ゆうゆうを見学させていただきました。
1日目は、人口1万9千人の町で、高齢者も障がいのある方も共に生きていける共生型の町にするための様々な取り組み拠点の見学から始まりました。
高齢者の方がボランティアで駄菓子販売をしたり、障がいのある方の就労活動の場でもある共生型地域オープンサロン「Garden」の見学をしました。

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他にも大学内に東京のカフェ「渋谷ダブルトールカフェ」と連携して出店し、障がいのある方の就労支援を行っている拠点の見学を行いました。

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1日目の最後には、大原理事長から、ゆうゆうの取り組みや、事業を展開する上で理念や、どのように考えて共生型のまちづくりに取り組んでいるか等をお話いただきました。

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最初から地域とのつながりや連携が出来てきたわけではなく、一つ一つの取り組みを形にしながら、地域との信頼関係を結び、地域の困りごとに真摯に応えていく中で応援者が現れたことで、様々な展開に結びついているというお話は、参加者にとっても励みになっていました。
また、「福祉のプロ」として職人芸のように属人的スキルを身に着けるのではなく、他の人に説明できるようになることが大切だ、というお話は参加者の方の普段の仕事を見直すキッカケとなりました。

2日目には、参加者が関心のある支援拠点での半日の実習を経て、
障がい者の就労移行支援を行いながら共生型のコミュニティー農園を運営し、地域の高齢者の方の生きがいの再発見の場でもある「ぺこぺこのはたけ」で昼食を取りました。

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午後には、「パーソナルアシスタント」と呼ばれる地域のボランティアの方をコーディネートしたり、子ども、高齢者の方、学生、障害のある方など、あらゆる地域住民がお互いに助け合い、支え合うための活動拠点、「共生型地域福祉拠点ターミナル」の説明を伺いました。

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1日目、2日目には参加者とゆうゆうの職員さんとの懇親会も開かれ、連日多くの職員さんにご参加いただき、ツアー参加者だけでなく、ゆうゆうの職員さんにとっても、外部の職員さんと交流するよい機会となったようでした。

最終日には、2日間の視察・実習を経て、学んだことの整理と、どのように自法人・自地域に持って帰るかを振り返り、アクションプランまで落とし込みを行い、参加者や大原理事長にも共有しフィードバックを受けて、ツアー終了となりました。

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ツアーを通じて、「福祉のプロ」としてすべきことを改めて大原理事長やゆうゆうの実践から学び、各参加者の原点を見直す機会となりました。
そして、事業所のニーズではなく、しっかりと地域の困りごと・課題をヒアリングした上で、お互いのWIN-WINになるために、地域に何が貢献できるかを考えて動いていくというスタンスが参加者の皆さんが共通して持ち帰られたものでした。

 

 

以上、出稽古プログラム北海道コースのご報告でした。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!