FACE to FUKUSHIとしての、初の東京進出。そして、初の就職フェア。
「全国FUKUSHI就職フェア」
を開催しました。

 

＞＞全国FUKUSHI就職フェアイベント特設ページ
＞＞出展法人一覧

 

昨年も福祉の就職フェアと銘打ってFUKUSHIビッグバン！を開催したのですが、
それはどちらかと言うと、若い人に福祉の魅力を知ってほしい啓発イベントの色合いが強く、
今回は、学生と福祉法人のマッチングをメインにした、『就職フェア』でした。

 

そんな期待と不安がたくさんつまった、全国FUKUSHI就職フェア。
全国各地から、約30の福祉法人が集まり、
そして、関東近郊から（遠くは大阪から！）、100名を越える福祉で働きたい学生が集まりました。

 

今回は、そんなイベントの当日の様子をお伝えします。

 

 

福祉を志す学生に、全国のオモシロイ福祉で働いて欲しい。

 

 

まずは、簡単になぜ、このイベントを開催したのかを説明します。

 

我々が全国のいろんな方とお会いする中で感じたこと。
それは、
・地方にいけば行くほど、働き手が集まりにくいのではないか。
・地方にいけば行くほど、オモシロイ福祉があるのではないか。
ということでした。

 

こんなにオモシロイ福祉をやっているのに、地方というだけで、
情報が学生に行き届かず、働き手が集まらない。
こんなもったいないことはない。

 

そう思ったのがきっかけでした。

 

 

さらに、全国でいろんな大学生と話をする中で感じたこと。
それは、

・ここで働きたい！と思えるような福祉法人に出会えていない
・だから、福祉で働くことを諦めて、他業界に行ってしまっている学生がたくさんいる
ということでした。

 

じゃあ、福祉法人と学生の課題をどうやって、解決するするのか。
その答えが、全国の１／４の大学生が集まる東京で、全国のオモシロイ福祉を集めた
福祉の就職フェアの開催でした。

 

そんな想いで始まったのが、この
「全国FUKUSHI就職フェア」
です。

 

それでは、当日の様子をご紹介します。

 

 

福祉を志す学生に、熱いメッセージ

 

 

フェアのオープニングは、共同代表の河内の話から。

緊張している学生さんたちを見て突然予定にないバースデーリングを始めてアイスブレイクをはかり、
アイスブレイクが終わったあとには学生さんもリラックスしていて、
楽しげな雰囲気でトークがはじまりました。

このイベントには福祉で何かを学びたい、チャレンジしたいと感じている学生さんが来ているはず。
法人の名前とか給料とかでで就職を決めるのではなく、
そこに入ってなにをするかが就職先選びで大切になってくる。
地域性を活かしながら活動している面白い福祉法人がたくさん来ているので、
是非見てほしい！

とメッセージを伝えました。

「就職するかわからないブースに行ってもいいの？」という質問には、
このイベントで、自分がわくわくしたりときめいたりした福祉法人と出会ってほしい。

「3Kってほんと？」という質問には、
人を支える仕事が簡単なわけがないと思います。
下の世話もしたりと、多くの人がやりたくない仕事をやっているのだから、３Kで当たり前。
3Kであることは、マイナスなのではなく、誇っていいと思います。

と、熱く語りかけていました。

 

 

フランクな雰囲気の中で、出展法人と学生の会話がはずむ

 

 

今回の就職フェアの特徴はなんと言っても、
学生も出展法人も気軽に話せる雰囲気
があるということ。

いつもの就活とは違い、学生も出展法人もスーツは禁止。
そのせいか、緊張する雰囲気も少なく、
お互い、ありのままに会話をしていました。

学生さんからも、
「法人さんと距離が近く、いろいろと話しを聞けた。」
という声をいただきました。

出展法人さんからも、
「いつもの就職フェアとは違って、
学生さんからいろんな話を聞くことができたし、こちらもリラックスして話をすることができた。」
という声をいただきました。

また、今回の特徴のもう一つに、
全国各地からオモシロイ福祉法人が約３０社集結しているところがあります。

関東に住んでいる学生に取っては、めったに出会うことのできない法人が集まっています。
参加学生のアンケートにも、
「普段なかなか出会えない法人さんばかりだった。地域を限定せず、自分が働きたい法人で働らこうと思う。」
という嬉しいコメントが書いていました。

実際、今回の就職フェアがきっかけで、県外の法人さんの説明会を聞きにいくことを決めた学生さんもいました。

 

 

福祉の魅力をもっと知れる「FUKUSHI MARKET」

 

 

福祉の魅力をもっと知れる、FUKUSHI　MARKET。

今回は、全国各地から福祉作業所で作られた商品を集めた物品を販売しました。
話を聞くだけではなく、実際に見て、味わって福祉の世界を楽しむ。

FUKUSHI　MARKETを通して、福祉の魅力をより深く、学生さんに伝えました。

 

 

就活を初めている学生さんへ。就活のコツを伝授。

 

 

元人事である、FACE to FUKUSHIの池谷から、
『伝わる』エントリーシートのツボを伝えてもらいました。

何をどう書いていいのかわからない、まだ方向がハッキリしていない、
そんな人のために、エントリーシートの書き方の講座を実施しました。

３０名近い学生さんが参加していて、みんなメモを取りながら、
これから始まる就職活動の参考にしようと、
真剣に話を聞いていました。

 

 

より深く交流できる機会を。

 

フェアの最後には、出展法人も学生も一緒になった交流会を企画しました。

出展法人にエリアごとに分かれてもらい、
もっと詳しく話を聞きたいエリアや法人さんのところに学生さんが話を聞きにいくスタイルです。

ブースだけでは話しきれなかったことを出展法人に聞く学生、
学生同士で、就活の情報交換をする学生、
出展法人同士で、情報交換する方

この場でさまざまな交流が生まれていました。

 

 

学生が全国のオモシロイ福祉法人と出会える機会を提供しつづける。

 

大盛況で終わった全国FUKUSHI就職フェア。

参加した学生さんのアンケートからは

「いろんな法人の理念、ビジョンなど福祉に対する想いを知ることができて、
自分の視野がとても広くなった。遠くでなかなか聞きにいけない法人のステキな話をたくさんきけてとてもよかったです。」

「今まで、自分は児童分野しか興味がなかったのですが、今回貴重なお話をうかがい、
障がい者への支援にも興味を持ちました。」

「関東以外になかなか足を運ぶことは少ないので、全国から集まっているのはいいなと思いました。」

「３Kはあたり前！はたしかになと思いました。」

など、満足した声や、このフェアをきっかけで考え方が変わったという声をたくさんいただけました。

全国には、オモシロイ取り組みをしている福祉法人がもっとたくさんあります。
今までの就活だけでは、出会うことのできなかった法人に出会うことで、
福祉で働きたいという思いを強めることができると思っています。

今回は、出展法人２６社、参加学生１００名と限られていましたが、
これからもこのような機会を提供することで、
より多くの学生に、全国のオモシロイ福祉を紹介することができると思っています。

そして、福祉で働く若者が増えていく。

そんな社会になっていくことを目指して、
これからも学生が全国のオモシロイ福祉法人と出会える機会を提供しつづけます。

次回は、２０１６年春に開催を予定しています。

秋には出展法人の募集を、
そして、年内にはイベントの詳細をみなさんにお知らせできるように企画をしていきますので、
楽しみにお待ちください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

FACE to FUKUSHI岩本