[レポート]大阪FUKUSHI祭りを実施いたしました!
イベント案内みなさんこんにちは。
いつもFACE to FUKUSHIのブログをご覧いただき
どうもありがとうございます。
FACE to FUKUSHIインターンの加藤です。
今回は3月14日(土)に大阪で行いました、
「大阪FUKUSHI祭り」の報告をさせていただきます。
大阪FUKUSHI祭りは「目の前の困っている人を地域で支える」という
福祉の根本の在り方をテーマにし、
福祉課題に対して、高齢・障害・児童など分野関係なく、
必要な支援に取り組む法人の実践例を聞き、
これからの「FUKUSHI」について再考するイベントでした。
参加された方はなんと約150名とおかげさまで満員となり、
多くの方にご参加いただきました。
また、参加された方の半数以上は20代~30代、学生など
若い世代の方が多く、若手の方と一緒に上記テーマについて
考えていくことができました。
今回のイベントは大きく3部構成になっておりましたので
それに沿って報告いたします。
【FACE to FUKUSHI共同代表トークセッション
「今までの福祉と、これからのFUKUSHI ~アイスブレークも兼ねて~」】
弊社共同代表である、NPO法人み・らいず代表理事の河内崇典氏、
社会福祉法人ゆうゆう理事長の大原裕介氏のトークセッションで、
FACE to FUKUSHIの課題意識とそれに対する取り組みについて、
イベントの趣旨の説明をいたしました。
参加されてた方の職場でも、離職率や採用に関する悩みを持っておられたようで
課題の共有をすることができたように感じます。
また、今までの制度の枠に収まる福祉でなく、
目の前の人のための制度の枠にとらわれない原点であるFUKUSHIに
取り組む必要性を強く感じる内容でした。
【基調講演 「想いをかたちにする力」】
認定NPO法人かものはしプロジェクト共同代表の村田早耶香氏にご講演いただきました。
お話の中では、村田さんの課題意識とかものはしプロジェクトの設立の経緯、
児童買春の問題に対してカンボジアでされた取り組みについて、今後の展望など
広くお話いただいきました。
一見あまり福祉と関係がないように思いますが、
課題と感じたことに対して様々な資源や手段を使って
課題解決に取り組むという取り組みは福祉の根本と同じであり、
学ぶべきところが多くあったように思います。
また、取り組み続けた結果、一国の課題を解決することができた
村田さんの想いと実行力は福祉にも取り入れる必要があるなと感じました。
会場ではかのもはしプロジェクトの物販も行われました!
【福祉✕社会起業家トークセッション】
株式会社ミンク代表取締役、NPO法人あいあい理事長の本西志保氏、
NPO法人BrainHumanity理事長の能島裕介氏、
NPO法人しゃらくの代表理事兼事務局長の小倉譲氏、
NPO法人D✕P共同代表の今井紀明氏のトークセッションに、
ファシリテーターとしてNPO法人場とつながりラボHome’s vi代表理事の嘉村賢州氏、
NPO法人み・らいず代表理事の河内崇典氏を迎えての
福祉と社会起業家のトークセッションでした。
熱くておもしろいトークバトルは繰り広げられましたが、
福祉も社会起業も元は困っている目の前の人を支えるためのものであり、
福祉も制度がなかったときは当たり前のように支えるための取り組みを
作り続けていたことを思うと共通点の多いものであり、
互いに学ぶべきところがあるなと思います。
また、質問では採用の話や今後の支援の話などが挙がっていました。
採用に関しては「どれだけ広報しても人が集まらない」と
現場のリアルな声がありました。
福祉やその事業所の魅力をどのように伝えるか、
福祉業界全体で考える必要があるのではないかなと感じます。
イベント全体を通して、これからのFUKUSHIとは
目の前の人を支える福祉の根本に返ることではないかと改めて思いました。
現場で働いていると制度通りに支援を「まわす」ことに注力してしまうこともあるかもしれませんが、
利用者の方がどんな支援を必要としているかを考え、
制度にとらわれず支えられる体制を整える必要があるのではないかと思いました。
そのためにはその想いに賛同してくれる一緒に働く人材がとても重要になるのだなと思います。
これからのFUKUSHIを作り上げる最初の仲間がFUKUSHI祭りに参加されていた方になると
とても嬉しいなと思いますのでぜひ今回のつながりを継続していければと思いました。
今回のFUKUSHI祭りがFACE to FUKUSHIが今年度行う最後のイベントでした。
来年度以降は新たなイベントも実施する予定ですので
今後ともFACE to FUKUSHIをどうぞ宜しくお願い致します!
FACE to FUKUSHI事務局 加藤