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[レポート]FUKUSHI就活ツアーを実施いたしました!

いつもFACE to FUKUSHIのブログをご覧いただきありがとうございます。

FACE to FUKUSHIインターンの加藤です。

 

福祉業界での就職を考えた全国の大学生を対象に、

福祉の最先端、新しい「FUKUSHI」を見に行く

「FUKUSHI就活ツアー」が今年度よりスタートしました。

第一回の今年度は2015年2月25日(水)~27日(金)に大阪にて実施いたしました。

北は北海道、南は沖縄と、全国各地から大学生16名にご参加いただきました!

本ブログでその報告をさせていただきます。

 

今回のツアーでは「福祉で働く」をテーマに多角的な分野の支援の形を知ることと、

「福祉で働く」理由として福祉分野で働く目的(何のために誰のために働きたいか)を考えることを

重視したプログラムを行いました。

ツアー最終日には就職活動をすると必ず体験する、面接場面を想定した

「福祉で働く理由」のプレゼン大会を参加者全員が行いました。

それぞれの参加者が「福祉で働く理由」を探すためのヒントとして、

大阪で勢いのある6つの法人の訪問をさせていただきました!

 

【NPO法人み・らいず】http://www.me-rise.com/

テーマは「目の前の人に必要な支援を作る、当たり前の福祉」。

実際に働かれている若手のスタッフの方3名にもご登壇いただき、

現場の声を直接聞くことができました。

ご講演いただいた代表の河内崇典氏の「福祉は3Kが当たり前」という言葉が印象に残っています。

3Kというとネガティブなイメージで、福祉業界の離職率等の問題には必ず出てくる言葉ですが、

目の前の人の「地域で生きるふつう」を支える仕事が楽な訳がありません。

しかしそれでも目の前の、利用者さんのため、誰か・何かのために働きたい想いがあるからこそ

3Kでも楽しく働き続けられるのだと思います。

 みらいずツアー

 

【NPO法人Co.to.hana】http://cotohana.jp/

「福祉デザインの取り組み」というテーマで代表の西川亮氏にご講演いただきました。

参加者の約半数が福祉を学んでいましたが、直接的な福祉の支援でなく

デザインという手法を使って間接的に福祉に関わるという視点が今までなく、

新たな発見だったと話していました。

西川さんやコトハナさんの取り組みから様々な手段で福祉や社会課題の解決に取り組む姿勢を

学んでいただけたと思います。

「コトハナさんのような関わり方で福祉で働くのに興味をもった」と話す学生もおり、

視点を広げていただけたと思います。

 コトハナツアー

 

【NPO法人ノーベル】http://nponobel.jp/

「病児保育という支援を作る。女性起業家の挑戦。」がトークテーマでした。

代表の高亜希氏のご講演では、ノーベルさんの病児保育の取り組みだけでなく

高さんの働く観についてもお話いただきました。

「働く」とはなにか?何のために働くのか?

高さんのお話を聞いた後、参加していた学生の多くがそれについて

より深く考えていたように思います。

また病児保育の支援をしていく中で出会ったたくさんの「おかん」との出会いを

とても大事にしておられ、「なんとかしたい」と活動されている高さんの姿勢が

とてもかっこよく、印象的でした。

 ノーベルツアー

 

【NPO法人サンフェイス】http://www.sunface.or.jp/

「全ての子どもたちに夢は必要だ!障がい児福祉の今」というトークテーマの元、

代表の久田亮平氏にご講演いただきました。

講演では発達障がいについての知識をご説明いただいた後、

そのようなお子さんの可能性を最大限に引き出すための支援の工夫、

福祉に全く関心のない人に関心を持ってもらうための試み、

子どもたちが大人になってからも自信を持って好きだと思えるような

障がい者就労の現場づくりなど多岐にわたるお話をしていただきました。

 

サンフェイスさんでは放課後等デイサービスの「トーテム」「ティピ」、

学習支援をしている「サンリット」など現場の見学もさせていただきました。

実際の現場にある工夫されたデザイン豊かな支援に参加者一同興味津々で

たくさんの質問が飛び交いました。

大阪名物、たこやきもサンフェイスさんが経営しておられるお店でいただきました。

 サンフェイスツアー

 

【NPO法人スマイルスタイル】http://smilestyle.jp/

テーマは「福祉課題を解決する、ソーシャルデザインカンパニー」。

代表の塩山諒氏にご講演いただきました。

スマスタさんの設立のお話や

中間的就労に取り組んでおられる「ハローライフ」のお話をして頂きました。

設立後しばらくはスタッフ全員毎日ペペロンチーノを食べておられたようで、

参加者から「そんな環境の中、なぜ辞めずにできたのか?仲間割れなどなかったのか?」

という質問が上がっていました。

その回答として「仲間の間で笑いがあったから」とおっしゃられていました。

どんな場所で働くとしても一緒に笑える仲間がいるかどうかは

働き続けたり、新しいことを成し遂げようとする際に重要なのだと感じました。

 スマスタツアー

 

【社会福祉法人つながり】http://www.ab.auone-net.jp/~link/

「地域、他業種とのつながりで福祉課題に取り組む」というトークテーマで

今井司氏にお話いただきました。

つながりさんでは就労支援で地域の店や行政などと連携して

さまざまなタイアップ商品を作っておられます。

また、その商品一つ一つ、売り切れるなど利益的な結果まで出しておられました。

地域の人が気軽に来られ、銭湯マニアの注目も集める市営の銭湯の運営も

行っておられ、多岐にわたるお仕事をされておられました。

今井さんは自分が嫌いだった福祉を好きだと思える福祉に変えるために

さまざまな取り組みをされているそうで、その言葉にとても感銘を受けました。

 つながりツアー

 

最終日、参加者の方には「私が福祉で働く理由」をテーマに

グループ内でプレゼンをしていただきました。

訪問した6団体の講演や懇親会でのお話、同じ大学生である参加者同士の会話から多くのことを気付き学んで、

それを元に「なぜ自分は福祉で働くのか」「何のため、誰のために福祉で働くのか」

「その目的のためにどんなことをしたいか」について考えていただきました。

一人ひとり真剣に考え、プレゼンでは皆さんとてもいい表情で

自分の想いを語ってくださいました。

こんなアツい想いを持った学生が福祉にどんどん入ってくると

もっと福祉の業界も盛り上がっていくのではないかと思います。

 全員ツアー

以上、FUKUSHI就活ツアーの報告とさせていただきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

FACE to FUKUSHI事務局 加藤