[ダイジェストレポート]アメニティフォーラム19でポスターセッションの福祉人材ゾーンの企画・運営のお手伝いをしました。
イベントレポートいつも、FACE to FUKUSHIのブログをご覧いただきありがとうございます。
FACE to FUKUSHI事務局の岩本でございます。
2015年2月6日(金)〜2015年2月8日(日)に滋賀県にある、大津プリンスホテルで開催された、アメニティフォーラム19のポスターセッションの福祉人材ゾーンの企画運営のお手伝いをさせていただきました。
( >>アメニティフォーラムブログ )
今回は、その報告をさせていただきます。
アメニティフォーラムは、今年で19回目を迎える、歴史ある福祉のフォーラムで、毎年1500名近い方が全国から集まります。
シンポジウム、音楽、アール・ブリュット、バリアフリー映画祭など、さまざまなプログラムが3日間、朝から夜中まで用意されていて、そこにポスターセッションというブース発表のコーナーがあります。 今年は、そのポスターセッションの中に、福祉人材ゾーンという求人や人材育成の取り組みを紹介するゾーンを設けさせていただきました。
福祉人材ゾーンでは、FACE to FUKUSHIの他に、
・社会福祉法人ゆうゆう(北海道)
・NPO法人み・らいず(大阪)
・社会福祉法人明日へ向かって(福岡)
が出展し、4団体で会場を盛り上げました。
そして、今回はブース出展に加えて、イベントを4本開催しました。
【1本目】
社会ごとを自分ごとに
~より広く福祉人材を確保するための求人スタイルを身につけよう~
講師にNPO法人スマイルスタイルの代表の塩山諒氏をお迎えしました。
スマイルスタイルの紹介に始まり、優秀な人材を確保するためのコツを伝授いただきました。
「求人は恋愛と一緒」
というメッセージが心に残っています。
いかに、相手(求職者)に喜んでもらえるかを考えて、行動するか。
相手が望んでいることをしてあげることが大切で、求人はまさに恋愛と一緒。
なのだそうです。
立ち見が出るほどの盛況で、100名近い方にご参加いただきました。
コーディネーターは、FACE to FUKUSHIの共同代表でもある、社会福祉法人ゆうゆう理事長の大原裕介氏。
ゆうゆうは、今年度、FUKUSHIビッグバン!にも参加し、求人用の特設サイトを作成したりして、情報発信を変えることで、エントリー数が大幅に増えたエピソードもお話いただきました。
WEBサイトを作ったり、チラシを作ったりして、情報発信を変えるだけで、人材確保がしやすくなるのという、コツを教えていただきました。
【2本目】
福祉人材確保の実践報告
~さまざまな立場のさまざまな取組をリレートークで聞いてみよう~
出展団体4団体から1名ずつ登壇し、実践発表とパネルディスカッションを行いました。
2本目のイベントも満席で、30名近い方にご参加いただきました。
参加者からも質問を受け付け、登壇者と会場のクロストークのような雰囲気で行いました。
参加者としては、具体的にどうすればよいかというのが気になるようで、
「パンフレットのデザインはどのくらいの費用がかかるのか」
という生々しい質問も飛び交っていました。
福岡では、民間の障がい施設が協議会を組んで、独自に就職フェアを開催しているそうです。2014年は50社が集まり、300名の学生が参加したそうです。
1社で採用を行うのではなく、複数集まってみんなで採用に向けて取り組んだほうが、効果が大きくなるのだと思います。
【3本目】
なぜ、「福祉」で働くを選ぶのか。
~福祉を続ける理由とは。新人さんの赤裸々トーク~
福祉事業所の新人さんに登壇いただき、リアルな気持ちを暴露してもらいました。
若手職員から経営者まで、幅広い層の方にご参加いただきました。
「何気ない声掛けをしてくれる上司がいると嬉しい。」
「しんどいときは、帰り道に1人で泣いて、発散している。」
「もっと、同じ立場の人同士で情報交換できる場があれば嬉しい」
なかなか、聞くことのできない、「若者」のリアルな声をお届けできたのではないでしょうか。
大変なこともあるけど、楽しく働いている姿が、話から感じることがでました。
【4本目】
組織で働き、組織で育てる。
~女性中間管理職が語る、福祉人材確保・育成の取り組み~
女性の中間管理職によるパネルディスカッションという、とてもコアなイベントを開催しました。
上司と部下の板挟みでどのような苦労や工夫をしているのか、
組織で働く人としての思いを語ってもらいました。
「しんどいときは、1人になって泣いている。だから通勤時間は長い方がいい(笑)」
という、新人さんのパネルトークのときと同じ話題も出たり、
「部下を動かすとき、褒めながらお願いする人、小出しにお願いする人と、人によってツボが違うのでお願いの仕方を使い分けている。」
など、中間管理職ならではの、テクニックもお話いただきました。
イベント後は、参加者同士や参加者と登壇者で名刺交換をする場面が見られました。
こうして、イベントを通してつながりが生まれていくことは嬉しいですね。
ということで、大盛況で終えることができた、福祉人材ゾーン。
アメニティフォーラム参加者からは、
「参加できなかったイベントがあるのですが、来年度も開催されますか。」
という嬉しいお言葉、期待のお言葉をいただきました。
来年度はもっとスケールアップしてまた、みなさまに福祉人材確保の取り組みをご紹介できるようにできればと思います。
FACE to FUKUSHI事務局 イワモト