パーソナルアシスタント制度

自治体が在宅の重度障がい者に対して、介助に要する費用を直接支給し、利用者がライフスタイルに合わせて、介助者と直接契約を結び運用する制度。北欧諸国、英国、米国などが導入。日本では札幌市が障害者自立支援法に基づく重度訪問介護の支給決定者を対象に実施している。利用者が介助者を選び契約を交わすなど自己決定ができる点が特徴。時間帯に応じて報酬額も設定できるため、従来の制度以上に必要に応じた介助時間を確保できる可能性がある。
発達障害

主に比較的低年齢において発達の過程で現れ始める行動やコミュニケーション、社会適応の問題を主とする障害である。自閉症スペクトラム (ASD) や学習障害 (LD)、注意欠陥・多動性障害 (ADHD) などの総称とされるが、明確には定義されていない。
PTSD【心的外傷後ストレス障害】

命の安全が脅かすような出来事、天災、事故、犯罪、虐待などによって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。
ヘルパー2級

介護の仕事への入門的な資格であり、厚生労働省指定の養成機関で130時間の講習を修了すれば取得できる公的資格。講座におよそ50時間の現場実習が義務づけられているが、取得にあたって試験はなく、講座受講の年令制限もないので取りやすい。この資格を持つことで、ホームヘルパーとして活動できる。
しかし、平成25年4月の介護保険法の改正により、廃止され、介護職員初任者研修へ移行された。
放課後等デイサービス
【略称】 デイ、児デイ、児童デイ、放課後デイ

障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えたサービスのこと。「障害児童の学童保育」とも呼ばれる。
障害者自立支援法下では、児童デイサービスと呼ばれていたが、根拠法が児童福祉法に変更後は、名称が放課後等デイサービス(及び児童発達支援)に変わった。
訪問介護員
【略称】ホームヘルパー、介護ヘルパー

介護保険制度において、介護を必要とする高齢者に対して訪問介護あるいは介護予防訪問介護を提供する者。ホームヘルパーのこと。都道府県知事または都道府県知事の指定する者の行う研修を受け、研修を修了した証明書の交付を受ける必要がある。
保険給付

保険給付とは、社会保険において、被保険者や被扶養者が病気になったり、けがをした場合などになされる給付のことをいいます。
保険給付には、サービスで提供される現物給付と現金で提供される現金給付があります。介護保健では福祉サービスと医療サービスが現物給付されます。