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[レポート]「FUKUSHI CAMP in 千葉」を実施いたしました。(2017年2月6日~8日)

いつもブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は、2017年2月6日~8日に実施しました、FUKUSHI CAMP in 千葉のレポートをお届けします。


昨年に初めて開催した「FUKUSHI CAMP」
今回は、千葉県で開催いたしました。

日本最先端の事例を学び、福祉の未来をつくる事業を考える3日間として、参加者自ら、自身が考える事業プランをブラッシュアップするプログラムを展開しました。

 

参加者は、8名の福祉従事者が千葉県内から集まりました。

 

 

昨年は、全国から北海道に集まり、事業のブラッシュを行う合宿でしたが、
今回は、参加者もメンターもゲストも千葉県に限定し、事業のブラッシュアップに加え、切磋琢磨し合う同エリアの仲間をつくることで、CAMP後も継続する関係性を築き上げることも目的としています。

 

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初日の始まりは、自分の原点回帰から。
インタビューシートをもとに、参加者自身がなぜ今の仕事をしているのか、
これからどうなりたいのかをじっくりと掘り下げていきました。

 

 

 

午後から、本格的に研修がスタートです。
まずは、FACE to FUKUSHI事務局長の岩本(筆者)から、今回の研修の目的の共有を行いました。

 

今回の研修の目的は、事業をやる理由、WHYをとことんまで考えること。
普段、事業を運営していると、つい手段にばかり目が向いてしまい、
いつの間にか、手段が目的化してしまいます。
今回の研修では、事業をやる目的=WHYをとことんまで考えることを狙いにしました。

※研修目的の共有の際に流した映像はこちら、(参考までに)


その後は、改めて、目的から事業を整理しつつ、メンタリング。
メンタリングとは、

「メンタリング」(mentoring)とは人材育成の手法の一つで、「メンター」(mentor)と呼ばれる経験豊かな年長者が、組織内の若年者や未熟練者と定期的・継続的に交流し、対話や助言によって本人の自発的な成長を支援することをいいます。メンターは「師匠、信頼のおける助言者」の意味。古代ギリシアの叙事詩『オデュセイア』に登場する老賢者メントールの名が語源です。またメンターの対の言葉として、メンターから指導・支援を受ける人材を「メンティー」(mentee)と呼びます。
(「日本の人事部」WEBサイトより引用)

 

ということで、今回は、3名のメンターに千葉県内の福祉事業所からお越しいただき、参加者のメンタリングを行いました。
今回の研修目的が、WHYをとことんまで考えるということでしたので、
「その事業をやる意義は?」
「誰のためにやっているの?」
「事業があることでどう地域がHAPPYになるの?」
など事業の目的を深掘りする問いが飛び交っていました。

 

 

普段、当たり前に実施している事業のWHYを考えることに、
参加者も頭を悩ませていました。

 

そんなメンタリングは、夜遅くまで続きました。

 

1日目の最後は、簡単な懇親会で締めました。
1時間ほど、で終わるはずだった懇親会も、話がはずみ、気づけば2時間が過ぎ、
夜遅くまで、参加者同士、メンターと参加者での情報交換が行われていました。

 

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2日目の午前中は、社会福祉法人福祉楽団の視察から始まりました。
1日目で考え、悩んだことのヒントを探すことが目的です。

 

まずは、理事長の飯田大輔様からの講話。
なぜ、福祉楽団を始めたのか、なぜ恋する豚研究所を始め、福祉楽団が展開している事業を始めたのか、福祉楽団のWHYを飯田さんにお話いただきました。

 

 

講話のあとは、事業の視察です。
「恋する豚研究所」と「多古新町ハウス」の取り組みを視察しながら、なぜその事業を実施しているのかを改めてお話いただきました。

 

 

 

飯田さんの講話と視察で、改めて、誰のために事業を行っていて、
そこが軸にあるからこそ、必要な事業や支援を生み出し続けているということを
感じていただけたのではないでしょうか。

 

福祉楽団の視察の後は、再び研修室に戻ってきて、
参加者の事業のブラッシュアップの続きです。

 

1日目から考え続けてきた、事業について、途中、メンタリングを受けながら、
事業について深く考える時間を取りました。

 

 

「その事業をやる意味はあるのですか?別の事業でも目的を達成できない?」
「この事業をあなたがやる意味って何ですか?あなたがやらないと行けない理由は?」
「それって、地域で必要な支援なのですか?」

など事業の本質を問う質問が再び、メンターから参加者に投げかけられていました。

 

2日目の研修の最後は、講師の方をお招きしての、特別講話です。
毎日新聞の論説委員でもあり、障害者支援に関する国の委員も務めている、
野澤和弘様にお話いただきました。

 

 

「社会における福祉の役割とは」ということをテーマにお話いただきました。

目の前の困っている人のために、利用者さんのために、
既存の制度にとらわれず、「支援のイノベーション」を起こしていく、
そんな言葉がとても印象的でした。
福祉を必要とする人がより重度化、複雑化し、福祉に求められる役割が変わっていく中で、
支援者も変わっていかないといけない、そんなメッセージもいただきました。

 

2日目の締めはもちろん、講師の野澤さんを囲んでの懇親会。
1日目同様、参加者や講師、メンターとの議論が付きず、夜中まで懇親会が続いていました。
研修室のあとも、宿泊部屋で議論は続けられていました。

 

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最終日の3日目は、この研修で考えたことをプレゼンし、
明日から何をやっていくのか宣言します。

参加者は1人10分程度のプレゼンを行い、メンターからの質疑や意見を頂戴しました。

 

 

 

この2泊3日間で、なぜ事業に取り組むのかが明確になり、
自分の言葉で事業を語り、誰かに言われたからやるのではなく、自分自身が能動的に取り組むのだ、という意欲が強くなったと感じました。

 

研修の開始当初とは、事業内容が全く変わった人、
事業の目的が明確になり、いろんな事業が思い浮かんだ人、など、
それぞれが、スッキリとした表情で最終日を終えていました。

 

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今回は、同じ千葉県内の事業所から、参加者とメンターも参加したこともあり、
研修後のネットワークが強いように感じています。
研修後にお互いの事業所を見学することを約束したり、
改めて集まってメンタリングをする機会を設けたり、
と、そんなつながりが生まれています。

 

参加者を送り出した事業所の上司、経営者からは、

「研修に参加して以来、目の色が変わりました。」
「いろいろ吹っ切れて、自分がやらなければ、と事業に対して能動的に取り組むようになりました」

など、事業運営に関する良い変化が生まれてきたようでした。

 

そんな声や、参加者、メンターの表情を見ると、企画した私たちにとっても、今回のFUKUSHI  CAMPは大変実りあるものになりました。

 

今回、初めてFUKUSHI CAMPの地域開催を実施しましたが、参加者の満足度が非常に高かったように思います。

ぜひ、2017年度は継続的に千葉県で開催しながらも、別の地域でも要望があれば開催をしようと思います。
興味のある地域の方はぜひお知らせください!!

 

 

以上、FUKUSHI CAMP in 千葉の報告でした!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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【開催概要】
日程:2017年2月6日(月)~8日(水) 2泊3日
場所:社会福祉法人福祉楽団の各拠点、成田ビューホテル
参加人数:8名
プログラム:
[1日目]
・グループに分かれて事業のブラッシュアップ
・メンターによるメンタリングの実施
・持ち込んだプランを見直す
[2日目]
・社会福祉法福祉楽団の視察
・再度のメンタリングを通して、さらなるブラッシュアップを行う
・野澤和弘氏講話とメンタリング       
[3日目]
・メンタリング
・最終プレゼン

メンター:
・林 晃弘(社会福祉法人フラット理事長)
・竹嶋 信洋(株式会社ベストサポート代表取締役)
・在田 創一(社会福祉法人福祉楽団杜の家なりた施設長)

事務局
・岩本 恭典(一般社団法人FACE to FUKUSHI事務局長/企画・運営)
・池谷 徹(一般社団法人FACE to FUKUSHI事務局/ファシリテート)

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